ベトナム・ハノイ発。地元の人が行く「Nghia Tan Market」(ニヤ・タン マーケット)は驚愕だった!(日本食料理人の海外展開事業編)

市場に行けば地域の食文化が垣間見えるもの。

日本の中央市場と言えば現在は築地から豊洲に移ったものの、日本の台所や外食の根幹を支えております。

そんなことで、以前から興味のあった外国の市場はどんなものかの考察です。

今日はハノイ市内いくつかあるうちのNghia Tan Market(ニヤ・タン マーケット)へ視察に行きました。

ハノイ市内、どこにいってもバイクの数はものすごいのですがここの市場においても同じ。
と言うより、人一人がやっと通れるようなところをバイクがクラクションを流しながら通ります。(笑)

日本では道路交通法なるものがありますが、ここベトナムではそんな法律は皆無のようです。

先日のタイでのマーケットもそれなりに驚きましたが、ベトナムはさらに驚愕。
凄まじかったです。

■まずは基礎編。衣類を売っているマーケットから。

どうです。狹いのがお解りいただけたでしょうか?

■次は中級編

野菜や果物の売り場でございます。

ハーブもたくさんあります。
ベトナムはハウス栽培がないので旬の野菜が満載です。

フルーツも豊富。こちらにいる間にドリアンにも挑戦したいものです。

豆腐です。でもさすがに冷奴で食べるのは勇気がいります。

たらいに水を入れてブクブクと空気を送っております。

エビなんかは豊富です。エビフライ用の「ブラックタイガー」なんか活きたまま売ってます。

川魚が多いようです。たしかに新鮮といえば新鮮なんですが。。。。。衛生的に‥‥どうなんでしょうか?(笑)

■上級編(笑)
かえるです。生きてます。

血だらけの鯉のぶつ切りを前にお母さん、なんか食べてます。

続いてアタマ付きの鶏が鎮座してます。なにかの儀式でしょうか?

子豚かと思いきや…犬です。

ローストドッグ?舌を出しています。

地元の日本人飲食店オーナーに聞きますと、現地の人が路上で火を焚いて犬を焼く光景をしばしばみるとか(笑)
食に対する執念が凄まじいですね。

猫もこの地域では常食とのこと。さすがにこの辺はどうコメントしていいのかわからなくなってきました。

まだこの日は寒いくらいだったからいいようなもの。
真夏でも冷蔵庫なんてありません。さばいた鶏肉も内蔵も台の上に乗せっぱなし。

そんなことで一周りした私達。
せっかくなので、ベトナムの食文化に触れようと市場の前の露店で注文することに。

揚げバナナの露店

こんな感じで揚げています。

衛生的な部分を鑑みて、皆で恐る恐る食べます。(笑)

味はマアマアいけるんですが、やはり衛生面が気になります。

料理名はわかりませんが生春巻きで包んで食べるものを注文。

こんな感じです。

食事をしているさなか、バックヤードに目をやると地べたに座ったお兄ちゃんが
同じく、地べたで我々が食べてる揚げバナナの衣をつけています。
(保健所ってこないんでしょうかね?)

その手で頭をかいたり、鼻をほじったり(笑)

そこにガイドさんか面白いものを持ってきました。
「コノタマゴ、オイシイデスヨ!」

いっけん見るとゆで卵のよう。聞くとアヒルの有精卵を孵化させ、ひよこになる一歩手前のもの。「ハビロン」と言うらしいです。
隣のテーブルで同じものを食べてるカップルが居り、中身を見せて頂きましたが、完全に黄身がひよこ状態でした。(笑)
(あまりに凄すぎて画像撮るのを忘れました!!)

【閲覧注意!】itopronetさんがアップされてましたのでご興味のある方はこちらをご覧ください。

サスガにこれは食べれない。

でも、我々の隣りの座席に座っていたカップルの女性の方はペロッと平らげておりました。

恐るべしベトナム人。
生きるってことはこういうことなんだとまざまざ見せつけられました。

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この記事を書いた人

鈴木 賢司

昭和41年生まれ。地元高校を卒業し札幌東京へフレンチを志し修行。

家業である実家の飲食店に帰って20数年。気がつけば社長でした(笑)

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