Netflix 「FORMULA1 栄光のグランプリ」はド迫力だった。

いよいよ Netflix にて F 1世界選手権のドキュメンタリー番組が配信されるようになりました。

これがまた迫力満点なのです。

フジテレビが独占放送をしていた時代は F 1となると食い入るように見ていたのが、かれこれ30年前。

全く知らない人が見ると、同じコースを何周もしていて何が楽しいんだろう?と思われるかもしれませんが、ここにはハイスペックな F 1マシーンを裏で支えているヒューマンドラマが見え隠れし、いろいろな駆け引きがあるので、単に周回しているのとは微妙に違うんです。

グリッドに入ったときのピットクルーはタイヤ交換や燃料供給のスピードをいかに早く終わらせてドライバーをコースに戻すか?

ドライバーはタイヤの磨耗を最小限にしながら、ピットストップの回数を減らしつつ上位を狙うか?

また雨の日や雨上がりの日など、ドライタイヤとウェットタイヤをいつ交換するか?

こんなやりとりが無線を通じ、ドライバーとピットで繰り広げられるわけです。

ネルソン・ピケやプロフェッサーと呼ばれるアラン・プロスト、荒法師ナイジェルマンセルなんかが、しのぎを削っていた頃でした。
丁度、日本を代表する中嶋悟氏が活躍していたのもこの頃です。

カーボンパーツなんかの使用が始まったのもこの年代だと記憶しています。

マシンもホンダが全盛時代。マクラーレンと組んで揺るぎない地位を確立しておりました。

アナウンサーの古舘さんが実況中継なんかやると面白かったですね。
新しい造語がポンポンと出てくる(笑)

当時のホンダ創始者、本田宗一郎氏がアイルトンセナと笑顔で握手を組んでいる映像は今でも懐かしく覚えております。

私が F 1を見なくなったのがちょうどその「音速の貴公子」と呼ばれた
アイルトンセナがレース中に死亡してしまった事故以来のこと。

そんな F 1を見なくなってから久しくなります。

たまたま今回 Netflix にて F1のドキュメンタリー番組が始まったとのことで、何気なく拝見させていただきました。

▼予告編

コクピットやパドックの内部、そしてF1ドライバー達の日常へ撮影クルーが入り込んだ、かなりの力の入れよう。

するとどうでしょう技術の革新はスゴイ!!オンボードカメラなんて20数年前と比べ物にならないぐらい安定していて、しなやかな解像度の高い映像を送ってきます。

また、同じチーム内でもドライバーの優劣に関するストーリーが出てきたり、資金調達の話や、メカニックとオーナーのやり取りなど、まさに経営という観点で見ても面白い。

ドキュメンタリー番組なので、「こんな生々しいやり取りがあったんだ….」と、ついついレース以外の部分でも引き込まれてしまう。

正直、予想以上に面白い。やるなNetflix!!

全10話のエピソードで構成され、その1つが約40分弱。

間もなく2019年のレースが開幕されますが、久しぶりにF1が見たくなるような内容です。

映像も4K ULTRA HD仕様。  音もDOLBY ATMOSなので超ド迫力!
深夜に調子に乗ってボリューム上げて観てましたら、嫁に「うるさいっ!!」と怒られる始末。
それくらいに引き込まれてしまいました。(笑)

ただ残念なのは、昔マクラーレンと1位、2位を争ってたウィリアムスが現在最下位。
びっくりしたのは飲料メーカーのレッドブルが上位に食い込んでいます。

資本力が全てと言われる F 1において圧倒的優位に立つのがメルセデス。そしてフェラーリ。

中堅チームがいかに抜きん出て、上位に食い込むのかが楽しみですね。

FORMULA1 栄光のグランプリ

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この記事を書いた人

鈴木 賢司

昭和41年生まれ。地元高校を卒業し札幌東京へフレンチを志し修行。

家業である実家の飲食店に帰って20数年。気がつけば社長でした(笑)

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