慰安旅行?研修旅行?中小企業における社員旅行、どちらが良いかを考察する。

社員旅行は慰安旅行がいいのか?

もしくは研修旅行がいいのか?

同じ経費を出すのでも社長としてどうすることが会社にとって良いのか悩みどころ。

会社が爆裂に儲かっているのならば慰安旅行もヨロシイかと思います。
日ごろの労を労ってあげ、存分に羽根を伸ばし、おいしいものを食べさせ英気を養っていただく…..。

ところが我々中小零細は赤字企業が9割を占めるていると言われているように、会社の業績が芳しくない中、旅行なんて…と考えられる社長は決して少なくないと思います。

社員さんの心理としては前者がいいんでしょうが…..。

仮に行ったとして、その社員旅行、本当に社員さんのため、会社のためになっているでしょうか?

今一度考えてみたいと思います。

ハイブリッド社員旅行のすすめ。

私は研修旅行も賛成ですし、慰安旅行も賛成です。

なんとなくお決まりだから旅行に行く….、のではなく「旅行の目的を明確にする」ことが大切だと思うのです。

娯楽ばかりの旅行ですと「税金対策ですか?」と言いたくなりますが、「喉元過ぎれば熱さを忘れる….」という言葉があるように、その場限りの楽しさだけではなく、旅行に行くならば双方にとってプラスな旅行にしたいですよね。

そこで私がお勧めしたいのは両方の良いところを兼ね備えたハイブリット社員旅行です。

365日戦ってくれる社員さんもねぎらいつつ、そして会社の今後のためにもプラスになる旅行を弊社では行っています。

食事は好きなものを好きなだけ。そして合間に見学。

11月のある日のこと。

この日も社員全員がこぞって1泊2日の旅行に出かけます。

毎年のように幹事は周り順番。リーダーシップや体験を担当者には学んでいただきます。

食事は女性陣が多いので、可愛らしくておしゃれなお店をセレクトしてきます。

ここでは予算も食べ物も口出ししません。飲食業に従事するものとしてそれも勉強になるからです。

他の社員さんには、とにかく美味しいものを食べに行こう!ということと複数店舗の見学を行う。それしか伝えておりません。

そんなことで朝8時にレンタカーを借りて出発。

向かう先は同じ北海道の登別温泉です。とは言っても寄り道をしながら行くので今日の走行予定距離600km。まずはニセコへ向かいます。

時間にして4時間以上です。運転は当然ながら私。「運転変わりますよ!」なんて、自発的な社員さんは居ないのが残念ですが…..(笑)

殆どのメンバーが車に乗った瞬間寝ております。

お昼はニセコのファームレストランで地場の野菜プラス、イタリアンを満喫してもらいます。(やはり女子、どっさり行っちゃってます。)

食事が終わるやいなや20km先の倶知安町に移動。地域一番店「お菓子のふじい」の製造工場を拝見。見るだけではなくレポートを全員に書いてもらます。

なので、聞く方も真剣。

最後はお店の前でパチリ。

そこから駆け足で登別温泉に向かいます。時間にして1時間30分。

宿泊先も大事な研修の場

温泉に着いたのが午後5時過ぎ。

そこからは無理を承知でホテルの厨房を見学させてもらいます。(笑)

厨房の見学となると、嫌がるところがほとんどなのですがこちらの温泉旅館様、事前の交渉の末なんと引き受けて頂き、かつ「何でも質問してください!」と言う太っ腹ぶり。

やはり胸を張って、そこまでおっしゃっていただけるキッチンは全てにおいて整っております。

わかりますその心理。

見せたくないものが山ほどあるのであれば「すいません勘弁してください……。」とでも言うのでしょうが、やはり清掃が行き届いているホテルは素晴らしかったです。

そんなことで、こちらの料理人さんが我々社員の質問攻めにあっても何一つ嫌な顔せず冷蔵庫の中まで案内してくれます。

冷蔵庫の中までもですよ………。働いてる方までもが素晴らしい。

ここでもレポート提出なので、うちの社員も真剣です。

この後の宴会でこちらの料理を食べさせていただいたのですが、夕食はもちろん朝食もしっかりと手の混んでいる料理を作っていらっしゃいますし、何よりも働き方改革に向けてスムーズな運営を図るべき、考え方もスタッフ全員共有されているのが素晴らしいです。

宴会突入。

今日の研修はこれぐらいにしておいて、続いては大宴会。

人数こそは少ないですが、皆に景品が行き渡るようにゲームを行ったり….。

ギターを持ってきて歌う者も….。

舞台で踊りだす強者もおります。

皆がゲラゲラ笑っているところで、本日のドレスコードを品評します。
今日のドレスコードテーマは「一足早いクリスマス。」

弊社ではバーベキューや飲み会、各種レクレーションなど、皆が集まるたびに「ドレスコード」と言って、幹事が指定したテーマに沿った洋服や飾り物をしてくるのです。

この日は指定のテーマ「一足早いクリスマス。」に沿って、クリスマスカラーであったり、クリスマスのワンポイントを身に付けて来ております。

そんなことで私も靴下、腕輪、帽子とクリスマスにちなんだものを身にまとって参りました。(笑)

で、今回のベストドレッサー賞は彼女。景品をもらって嬉しそうです。

最後はメインイベントである、年間の積立金をジャンケンで!

こちらのMさんが総取り。満面の笑みです。

続いて2次会突入。
2次会は隣のスナックへ移動し、皆で大いに盛り上がります。

その後は銘々に部屋に戻って温泉を楽しむものやら、ゲームをするものやらで一旦解散をさせていただきます。

翌日も幹事まかせ。好きなところ。好きな食事。そして、ちょっぴり研修

翌朝全員で写真を撮り….

室蘭の地球岬へ。

皆、その絶景に喜んでくれて幹事さんも私も一安心。

それが終わると、千歳へまっしぐら。ご希望のカフェに行って全員でランチ。

オムライスのハヤシライス。

デザートにコーヒーも注文したようです。(笑)

数時間前に朝食を食べたばかりですが皆よく食べること食べること。

その後は千歳空港へ行き、弊社商品を扱っていただいているショップ様で、体験実習を行いました。

まとめ

そんなことで旅行の最後にパーキングエリアで昨日のじゃんけん勝者にソフトクリームをごちそうして頂き、帰りの車中で反省会をしながら帰途に着きまして1泊2日の旅行を覚えました。

よく日本全国の自治体の町議さんが視察といって、どんちゃん騒ぎをしたり、
カラ出張をしてお金をごまかしたりというニュースが流れてきますが、中小企業…いやいや、うちみたいな零細企業にはそんな余裕はございません。

なのでしっかりとレポートも後日提出。2箇所を見学しましたので一人2個の改善案が出てまいります。加えて参加人数が私を除いて11名。

よって、22個の改善案が出され社内に落とし込まれます。これが会社の財産です。

食べたり遊ぶこともしっかり。研修も両立させながら皆で笑って他社をベンチマーク。そんなハイブリットな社員旅行を弊社では推し進めています。

えっ、研修の色が濃い???

それ、気のせいです。(笑)

この記事を書いた人

鈴木 賢司

鈴木 賢司

昭和41年生まれ。地元高校を卒業し札幌東京へフレンチを志し修行。

家業である実家の飲食店に帰って20数年。気がつけば社長でした(笑)

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