本日は北海道からはるばる広島まで行って参りました。

それも社員研修のためです。

今日は同じ経営塾で机をご一緒させて頂いている社長であるH社の経営計画発表会なのです。

実は弊社も小さい会社ながら年に一度、経営計画発表会を行っておりますが形としてはまだまだ。

皆様に大々的にお披露目できるような内容にはなっておりません。

それではと思いながら、弊社発表会の実行部隊である二十歳の社員を勉強に連れてきたわけです。

好きなアーティストのコンサートに行って自分一人で喜んで帰ってくるよりも、誰かを連れて行って帰ってきて、そのことを共感、共有した方が楽しさも倍増するように、こういった研修も複数人で行くことにより会社への落とし込みが早くなるわけです。

しかしながら当の本人は遠足気分。(笑)

普段乗れない飛行機にも乗れるし、お好み焼きをはじめとした広島県のご当地グルメも満喫できるし、行ったことのない宮島や原爆ドームの観光も….。

原爆ドームで

広島城

宮島

お好み焼き

「勉強に連れて行く!!」だけでは社員は動きません。あえて人参をぶら下げたので大喜びです。

自分の娘でさえ私と一緒に歩いてくれないのに、ましてや年頃の他人様の娘さんなんか一緒してくれるわけがありません。(笑)

ここまでが「人参」の部分。

しかしながら、会社としても常に頭にあるのは「費用対効果」。
なので、この若いスタッフを連れて来た経費をどう埋めるか、私の頭の中でそろばんが弾かれます。

よって、我社では必ずこのような形で落とし込みをさせています。

①レポートの提出

「あっ、それならうちでもやってるよ!」
そうおっしゃられるかもしれません。

しかしながら弊社のはちょっと違います。

題して【20の気付きと5の改善】。

内容はこうです。

今回の発表会に行って、自分なりに気づいたことを20個書かせます。

そして、それをもとに一週間以内に5個の形を具現化、つまり落とし込みをさせるわけです。

研修会が終わってから書こうとするとなかなか書けませんが、勉強会や講義の最中に気づいた事を書かせ、帰ったら何をやるかを頭に思い描きながらレポートを書かせるようにすることで参加した社員も、より一層真剣になるわけです。

②【社内大学にての報告会開催】

弊社には社内大学制度があります。

ここでは社内大学生度につきましては説明を割愛させていただきますが、この場で研修報告として社員全員の前で発表を行います。

持ち時間は30分。
質問が10分間です。

発表をすると思うと、当人はそれなりの資料が必要です。

動画を撮影して当日プロジェクターを使って投映する者もいれば、パワーポイントを作ってプレゼンする者も居ります。
発表の方式は自由です。

発表者が復習を兼ねて資料作りをするので、一番勉強になりますよね。

③【社内大学参加者はレポート提出】

研修に行った者のプレゼンを聞いて、聴衆側である他の社員は「あ〜、そうなんだ。」では終わりません。

聞いているメンバーは「10の気付きと1の改善」のレポートを提出させます。

その中の「1の改善」は発表者の話を聞いて1周間以内に形にし、LINEにアップするので聞く方も真剣です。

要領の良いスタッフは話を聞きながらレポートを書いていき、発表者の話が終わると同時にレポートを提出する者も居ります。
ここを経営者として、誰が仕事ができて誰ができないか?見定める一つの基準となるわけです。

また、ギリギリにレポートを出す者…..。
翌日にレポートを出す者…..。

色々と居りますが、中にはレポートを書いてこないツワモノも時として出てまいります。

以前の私でしたら、カミナリを落とすところでしたが、今では人間も丸くなったのか、(?)

個人の評価(昇給、賞与に連動)を落とした上で、「積立金」の扱いとなります。

この徴収した積立金。一年経つと金額にして数万円に登ります。

これを年に一度の社員旅行の際のじゃんけんで独り占めすることができるから皆、真剣そのもの。(笑)

なので、弊社では遅刻や提出物の遅れなど、すべて私が右手を差し出すだけですべて解決。それで終わりです。

長々しい説教は一切致しません。

そんなことで会社での利益はすべて「儲け」としてではなく、こうやって教育に投資をしています。

経営は長距離走、つまりマラソンです。

短距離走として考えると、業績が上がった度、沢山のお給与や賞与をあげてその場は喜ぶかもしれません。

しかしマラソンだと考えると途中で水の補給をしなくてはいけないし、カロリーも調達したり、時にはアイシングして足や首を冷やしたりしながらゴールに向かうわけです。

よって会社経営も長距離走に耐えうるだけのあらゆる方策を打って出なければいけない。

その最大の武器が「社員教育」だと私は思っております。

ましてや取り巻く経営環境は毎年厳しくなってきています。この池田町も人口7,000人を切りました。

外部環境に左右されないような会社をつくる責任が社長にはあるわけです。

「親の心子知らず」と言いますが、当の本人は今回もたらふく食べ、たらふく飲み、ふくよかになってまた会社に帰るのでした。(笑)

この記事を書いた人

鈴木 賢司

鈴木 賢司

昭和41年生まれ。地元高校を卒業し札幌東京へフレンチを志し修行。

家業である実家の飲食店に帰って20数年。気がつけば社長でした(笑)

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