宅飲みには「宅配宴会」。宴会をまるっと配達する企画でコロナを乗り切る!

新型コロナウィルスが日本国中に拡散されたことにより、我々飲食店を取り巻く環境は全く変わってしまいました。

普段使いとしてランチ使いの飲食店の顔。

ご家族や友人と団らんを過ごす飲食店の顔。

そして同僚やサークルでの宴を共にする飲食店の顔。

特に飲食店の売上の要は「宴会」と言っても過言ではありません。

しかしながら、宴会は三密に代表される密集、密閉、密接の代表格でありますよね。

その宴会をこの時期に堂々とされることを宣言、行おうとする企業様はかなり勇気がいることでしょう。

コロナが早く終結するのを祈るばかりではありますが、アフターコロナと呼ばれるコロナが終結してからも本当に今までのような宴会が戻って来るのか、かなり雲行きが怪しく感じるのは私だけでしょうか?

そんな中、流行りだしてきたのが「宅飲み」と呼ばれる、自宅に居ながらインターネット回線を利用した「お一人様宴会」がブレイク中です。

私なんかは昭和にどっぷり使った人間ですから、インターネットで画面を通して宴会やって何が楽しいの〜〜?
なんて思うわけですが、この宅飲み。先程あげた「三密」を完全にクリアし、安心感が非常にあるわけです。

宅飲みにはこんなメリットが生まれるようです。
・時間を気にしなくていい(閉店時間も気にならない。終電なんて考えずに済む。)
・自分の好きな場所で参加できる(インターネット回線があればどこでも…)
・好きな格好で….。(自宅ならパジャマでも。)
・好きな料理を持ってきて…。(飲食店に行って、好き嫌いのある方ならなおさら…)
・他人が居ないから気を使わなくて済む(気の合った者同士の飲み会。当然盛り上がる。)
・日本全国いや世界のメンバーと宴会ができる。(これってある意味すごいかも。)
・そのまま寝ても大丈夫(最終的にはこうなります。)

宅飲みの手段はLINE、Skype、Zoom、Discordなど多数のアプリがありますが、最近出た「たくのむ」なんかを使われる方が増えているそうです。

現在無料キャンペーン期間中で一度に12名までの宅飲み宴会ができるそう。(R2.5.10現在)

とはいうものの、我々飲食店も日々の固定費は発生するわけですから、「お客さんが来ない〜〜!」なんて、だまって指をくわえているわけにはいきませんよね。

国からも助成金やら補助金、低利の融資制度まで相次いで救済策が発表されておりますが、同時に自助努力でもなんとかせねば…と思っていらっしゃる貴兄も多いはず。

そんなことで、弊社のことで手前みそではありますが、練りに練った企画がプチ当たり。
「宅配宴会」という期間限定の商品を開発したのですが、そこそこご注文をいただくようになりました。

これは特注の紙の重箱に15品以上のお料理を入れ、プラス鍋料理も付けて今流行の「宅飲み宴会」に対応したお料理です。

お値段も2段重(ワンウェイ容器・鍋料理付)2,500円〜となっており、そこそこボリュームもあります。マスコミのPRもあり、認知度も上がってまいりました。

満塁ホームランとは行きませんが、毎日センター前ヒットを打ち続けている感じです。(笑)
特に週末は結構な注文数をいただくまでになりました。

そう考えると、毎日宅飲みと呼ばれるインターネットのツールを使って画面越しの宴会をされる人数が驚くほどあることに気づかされます。

私達も毎日がメニュー開発やイベント企画などの連続ではありますが、正直ここまでニーズがあるとは思いもよりませんでした。

かと思うと、この「宅配宴会」メニューで、とある企業様より企業内宴会をやりたいという嬉しいご相談。

大口のご注文を頂き、週末に私とスタッフで配膳に行って参りました。

配膳はもちろんアルコール除菌スプレープラス手袋で。

場合によってはグラスもレンタルいたします。

会議室を使って席と席の間隔もほどほどにとり、極力三蜜を避けていきます。

こんな感じです。(料理の蓋を開けて撮らなかったのはミステイク。)

もちろん必要とあらば、ビールでもソフトドリンクでも持って参ります。

通常の飲食店では行う宴会とは別に、会社の会議室で行う雰囲気が「たまには変わっていいんじゃない!」と皆さん喜んで頂けたそうな。

またこの企画。お客様より同業の飲食店さんからの反響が大きく、日本全国から「どうやってやるの?おせーて!」という声が…(笑)

そんなことで冒頭申し上げましたようにアフターコロナで、今までの飲食店とお客様との関係性が違う形で構築されるようになっていくのでしょうか?

このコロナの機会をチャンスと捉え、どう会社をシフトしていくか試され時ですね 。

ピンチはチャンス!

楽しんでこの時代を生き抜こうと思います。

一緒にこの時代を乗り切りませんか?
経営者は孤独。弊社ではいつでもご相談をお伺いいたします。

鈴木賢司飲食総合研究所
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この記事を書いた人

鈴木 賢司

昭和41年生まれ。地元高校を卒業し札幌東京へフレンチを志し修行。

家業である実家の飲食店に帰って20数年。気がつけば社長でした(笑)

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