料理屋が考える仕出し用の容器。自社開発であらゆる側面を解決できるか!?

先日、宅配宴会なる企画をしたところこれがセンター前ヒット!!

こんな小さな街でもこれだけのニーズがあるのかと思うほど個人のお客様はもちろん、企業様の出張ご宴会にまでお届けするまでになりました。

またラジオ放送でも、地元新聞心も取り上げていただき、ありがたいことにさらにご注文につながった次第です。

昨今のこのコロナ禍の中、お客さまのニーズとしては完全に個食。
加えて少量多品種です。

それに対応すべく、いろいろなメニュー開発に取り組んできたわけです。

その中でも特にご法要料理の場合、お膳にたくさん並ぶお料理も、それはそれで見栄えはするのですが実際食べる方となるとその半分、いやそのその3分の1の量も食べることができるかどうかということになります。
特にご年配のお客様に関しては1皿、もしくは2皿手をつけるのがやっとかと思うのです。
一般的なご法要料理はこんな感じ。

喪主様としては「せっかくのご法要に大勢のお客様が来てくださるのだから恥ずかしい思いはしたくない….。」というニーズの反面、招かれた方のお客様は「こんなに出されても食べ切れないよ…..」というのが本音です。

そこで残った料理は…?と言うと、使い捨ての容器に詰め替えてご自宅に持って帰り、その日の晩御飯とするのでしょうが、持って帰った温度や保存環境により、中には傷んでしまう食材もあるでしょうし、何よりも持って行き方によっては偏って形が崩れたり……。
それから煮物の汁が揚げ物に浸かってしまって、なんの料理だか、わからなくなったりたり……。とうことが起こることと思います。

ならばと思って、無い知恵を絞りに絞って、お菓子の製函業者さんと開発したのがこちらの容器。

ピンとこないかもしれませんが、特注の重箱を開発した次第です。

メニューの価格によって2段、もしくは3段をチョイスできるわけなのですが、中には更にお料理ごとにプラスティックの容器を組み込めるように作り、最初からお料理をメニューごとに区切ってあるため、汁物と揚げ物が重なる事はありませんし、すべて料理の上に蓋が付いているため、空気にさらされる機会が少なく衛生的でもあります。

中に入れるお料理はこんな感じに個包装され、1アイテムずつ蓋がなされます。
作業効率と衛生に気を配りました。

1段の紙の重箱に3種類のお料理が入ります。

盛り付けるとこんな感じに↓ ↓ ↓ ↓

何よりも形が崩れないことが大事ですが、それ以上に重箱に入れてありますので見栄えもそれ相当にいたします。
お祝い用の容器は赤で作りました。

盛り付けるとこんな感じに↓ ↓ ↓ ↓

料理ごとに作業性も良く、1パックずつ蓋がつくので衛生的。汁物は汁物。揚げ物は揚げ物だけの区切りができるため、違う料理の味移りがありません。

こちら、近年の弊社大ヒットの容器です。(^o^)

同業の方からも「使わせてください〜!」なんてお声もいただきます。

個食の時代。そしてご法要でたくさん食べられないというお客様のニーズを考えた、我ながらピッタリの重箱です。

せっかくなので、特許取れないかな〜なんて目論んでいる次第です。

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この記事を書いた人

鈴木 賢司

昭和41年生まれ。地元高校を卒業し札幌東京へフレンチを志し修行。

家業である実家の飲食店に帰って20数年。気がつけば社長でした(笑)

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