補助金申請に必須な『gBizIDプライム』。余計な1クリックの失敗談。

補助金の申請に必須なGビズ(gBiz)ID

これには「やってはいけないこと」があるをご存知ご存じでしょうか?

すでにgBizID申請済みのご貴兄はこのブログはスルー。

これからgBizID申請を予定しているご貴兄はしばしお付き合いを。

コロナの災いが影響してか、今年は補助金がラッシュ。

給付金等も含めるとかなり多くの種類の国からの支援金が給付されております。
(ここでは補助金の紹介は割愛させて頂きますが経産省のホームページにてんこ盛りで載っているかと思います。)

例年ですと大型の補助金は年3回から多くても4回で終了だったのが今年は補正予算がつき6次募集、7次募集というのも少なくありません。

そんな中、弊社もこのコロナに負けじと、新しいビジネスモデルの構想をあれやこれやと考え、「ものづくり補助金」にチャレンジしてみようということになりました。

この「ものづくり補助金」ですが近年よりGビズ(gBiz)IDというインターネット経由での事前登録が必要となったようです。

数年前まではすべて紙ベースで良かったものが、事務の簡素化等に伴い電子申請になってきたのでしょう。どこの業界も人手不足のようです。

これがまたややこしく、画面左側のgBizIDプライムといものを取らなくてはいけません。(右のgBizIDエントリーでは補助金申請の要件を満たさないので間違えないように。gBizIDエントリーは行政のページにアクセスできる権限のみで補助金の申請には使えないIDです。)

そんなことでこの Gビズの申請について、私が起こした過ちをこれから申請する皆さんに、同じ思いをして頂きたくないということで共有していただければ幸いです。

そもそもこのgBizIDプライムは先に紹介しましたgBizサイトに行って、申請の手続きをすると、ナンバリングのついた申請書類を発行してくれます。それをプリントアウトし、法務局で発行した印鑑証明を同封して経産省の指定住所に送るという流れになっています。

で、1回目にやらかしてしまった失敗が次のとおり。

通常、Gビズ申請書類を送付した後、経産省から申請が受理されのメールが届き、私自身の迷惑フォルダに入っており、登録の期日を過ぎてしまったのが1回

▼赤枠の期日を過ぎてしまいました。

上記のように、4月には申請を行ったのですがすっかり赤い四角にあるように気がついたのが5月の末でした。

これじゃ補助金申請が出来ないと、6月末にまたまたチャレンジ。

ところが規定の2週間経っても3週間経っても返事が来ません。そうこうしているうちに私自身、申請したのを忘れてしまったのです。

それに気がついたのが、ものづくり補助金申請締切の8月3日の10日前!

焦った私はホームページに書いてある経産省に問い合わせをしてみると、先方の窓口では「確かに一旦受理はさせていただきましたが、お客様の方でキャンセルをされたようなので今回の申請は無効となっております」という見当違いな回答が帰って参りました。

「私自身キャンセルした覚えはないのですが。。。。。。」
と、先方の担当者に話をしますと、「お客様の方で変更申請取下げボタンをクリックされたようですが…..」と。
どうやら Web 上のあるボタンを私が申請後(書類送付後)に押してしまったようです。それが元で自動的に解約される仕組みとなってしまったそうな。(なんだ。言ってよ〜〜。)

▼一番下のボタンをなにげに押してしまったようです……..。

そんなことを知らずに2週間以上、いや1ヶ月待っても通知が返ってこないはずです。

ここからが大慌て。通常の申請でも2週間を要すると書いてあるもんですから、残りの営業日を数えると正味7日間。顔面蒼白です。ものづくり補助金のために作ったのべA4サイズのべ10ページに渡る計画書も無駄になってしまいます。

そこで電話の向こうの経産省職員にお願い倒します。

しかしながらそこはお役所。「決まりですのでお約束はできません。登録まで2週間お待ち下さい」の一点張り。

ですよね〜〜。これ以上話してもらちが明きません。

そこで一か八かの大勝負ありがとうございます。。まずは大急ぎで法務局に走り印鑑証明を再度所得。

その足で、さらに遠くのヤマト運輸のある拠点へ行って、翌日10時に届くという宅急便タイムサービスに通常の倍以上の運賃を支払い、祈るような思いで申請書類一式を送付をしたのです。

書類を入れる封書には「経産省の皆様 お疲れさまです。この度、不備があり申請を間違ってしまいました。どうか8月3日のものづくり補助金に間に合いますようお取り計らいくださいませ。」と赤マジックで大きく書かせていただいた次第です。

で、祈る思いで締切の8月3日を迎えます。

結果は……………。

残念ながら締切日には間に合わずということでした。

チ〜ン。

経産省は非情でした。(いやいや、私が悪い……)

みなさん、gBizの申請には余計な1クリックにご注意を!でした。

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この記事を書いた人

鈴木 賢司

昭和41年生まれ。地元高校を卒業し札幌東京へフレンチを志し修行。

家業である実家の飲食店に帰って20数年。気がつけば社長でした(笑)

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