誰もが皆、自分の店を客観視できない。〜飲食店のサブタイトル編

今日は飲食部門の店休日とあって、久しぶりに妻とドライブへ出かけた時のこと。

ある道の駅に停まって食事でもしようかという話になりました。
(狭い商圏で商いをさせていただいている関係で「ある道の駅」とさせて頂きました。店名などは全て架空の名義です)

で、その道の駅の敷地には3軒のお店が出店しております。

ところが残念なことに真ん中のジェラートショップは行列。

左のお店はちょぼちょぼのお客様の入り。

右端のお店はお客様がほとんどいらっしゃいません。(従業員が終始雑談中・笑)

私はその近くの3店舗が見える、少し離れた場所に座りその状況を眺めておりました。

せっかくの休日なのでゆっくり頭を空っぽにでもすればいいのですが、仕事柄どうしてもコンサルタントも目線で眺めてしまいます(笑)

そこでやはり大事だな〜〜と思ったのがお店の「サブタイトル」
自店が何の店なのかをわかりやすく書く事って大切ですよね。

例えばラーメン店ですと….
「麺屋 五郎」よりも「北海道ラーメン 五郎」のほうがわかりやすい。

何を売りたいのか何が目玉なのか?

特に道の駅にわざわざ食事に行かれるという人は少ないわけで
どちらかというとドライブで寄ったついでに何か買おう、食べよう…。という方が大多数かと。

そこで「ウリ」を一瞬で分かりやすく表示してあるか、それとも表示していないかで
もう勝敗はすでに決まっているのでしょうね。

真ん中のショップであるジェラート屋さんは「ウリ」のメニューを三つに絞って写真が貼ってある。でも、お店の前まで行くとカウンター越しにソーセージなんか売っていたんですけどね。(笑)

左のお店も、右のお店も小さい写真をたくさん掲示してある。
それがかえってわかりづらくなっちゃってたんですよね。残念なことに。

道の駅ならば強みを生かしてご当地メニューなんかを置くことで「せっかく来たんだから、これ食べないで帰るの損だよね…」なんてなるかと思うのですが。

3軒のお店共々、同じ条件の賃借料をお支払いしていると思うのですが、あまりにも差がつくのはもったいないなぁ〜と思った次第です。

わかりやすさ大切ですよね。

都会のお店であるならば、歩きながら通っただけでお店のウリがすぐわかる。

ローカル立地のお店であれば車で走りながら、そのお店のウリがすぐわかる。

文字にしても写真にしてもそういった強みをお客様に対して活かせるか、活かせないか。

でもこれって、他人のお店だからよくよくわかること。

自分のお店はなかなか客観視できないものなんですよね。(笑)

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この記事を書いた人

鈴木 賢司

昭和41年生まれ。地元高校を卒業し札幌東京へフレンチを志し修行。

家業である実家の飲食店に帰って20数年。気がつけば社長でした(笑)

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