先月都内で行われた食品関係の展示会に行った歳の事
コロナ禍ということもあり、出展者も参加者もどことなく少ない雰囲気ではあるものの、それなりに活況のある展示会でした。
ただ、どこのブースに寄っても名刺交換は求められるものの、毎度の事なのですがこういった類の展示会に参加し、お礼のメールや葉書を後日いただく事はあるのですが数日経っているせいか、そこのブースの商品や担当者の顔など正直はっきり覚えていないのです。
果たしてこの展示会。名刺交換が目的になっていませんか?と思うほど。
あのブース出展するだけで20万円から場所の良い所では100万円はするはず。
その他に装飾費を入れると軽く数百マンは行くと思うのです。
おまけにコンパニオンなんかを雇っている会社もありますからそれはそれでかなりの金額になろうかと。。。。
そこまでお金をかけるのですから、私なんかは零細企業の社長の身として費用対効果を常に考えるわけであります。
加えてこんな事もアルアルなのですが「この商品いいなぁ」なんて思って、パシャリと撮ってみたはいいのですが、後々帰ってきてみるとこれってどこのメーカーの、なんていう商品だったっけ??なんてことがよくあるわけです。
商品の横に立て札か何かを置いて、出品メーカーの社名やロゴマーク、商品名なんかを掲げておけばいいのに……。なんて思ったりするわけです。
こちらも展示したことがゴールになっちゃっているわけです。
どこのブースに寄ってもカタログを持たされます。
たとえ数グラムの重さのカタログでもひと通りのブースを回ると、10数キロの重さになるものです。
なので荷物を少なくするためにスマホのカメラをパシャリパシャリと撮っていくわけなのですが、たくさん撮りすぎちゃってどこのブースのどの商品かさえ分からなくなるわけで、この辺の心理を読み取って欲しいのです。
ま、人の業界はいろいろ目につくことが多いのですが、まずは名刺交換の意味するものは何なのか?展示会の意味するものは何なのか?そして数ある出展メーカーの中から、どうやって次に繋げるのか?
客観的に考えさせられた次第です。
そう思うと自社のチラシもまさしくそうです。
チラシを作ることがゴールになっていないか?
お配りするノベルティーも一方通行になっていないか?
目的は何なのか……?
いろいろな側面で考えさせられる展示会参加となった次第です。
今一度、全てにおいて目的を手段を明確にする大切さを再確認させて頂きました。
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