弊社の商品「和ちいず」が海外の百貨店で販売できるまでの道のり。あきらめなければなんとかなる!!

2018年の年も押し迫った12月。

ひょんなことから、こんな小さな会社にもチャンスをくれた農水省の補助事業「日本食料理人の海外展開事業」に採択いただく栄誉を頂いた。

約10日間、東南アジアの3カ国4都市を食べ歩き、現地のマーケットを視察し、我々のような中小にも満たない零細企業にも今後の世界進出の活路があるのかを問いて頂き、チャンスをくれた農水省にはただただ感謝です。

そんな中、最後の方の1都市であるタイのバンコクにあるICONSIAM(アイコンサイアム)に行った時の衝撃が今でも記憶に残っております。

なにせこの高級百貨店。

対岸からボートに乗ってショッピングに行くという仕掛け。シャトルバスではありません。シャトルボートです!

しっかりとした船着き場まであるんです。

ド派手なボート

立地的にボートに乗って行かなくてはいけないようなところに建設したのか、それともマーケティング的にあえてボートに乗せワクワク感を高揚させた上で百貨店に足を運ぶように設定したのかはわかりませんが近年の日本の百貨店には全くない仕掛け。

ほんの数分、船は対岸にたどり着きました。(こんな短い距離、ボートに乗せる意味あるの??って距離です。)
すると、さらにド派手な建物が!!

私なんかは失礼ながら、現地に足を運ぶまでは「どうせ東南アジアでしょ!」というのが、どこか頭の片隅にあったわけですがマレーシアはもちろんのこと、ベトナムも追いつけ追い越せ、いやいや……あと数年のうちに追い越しちゃうぐらいの勢いを目の当たりにし、逆に視察に行きながら、なんとなく打ちひしがれたような思いで帰ってきたのを覚えております。

店内のオブジェはこんな感じ。

飲食店も高級感が漂います。

店内の動画です。

レストランフロアも池の周りで食事をする雰囲気。

中はものすごい活気でした。

実はこちら、日本の高島屋とも提携しており……..。

日本製の製品もちらほらありました。

北海道の製品もあることあること。(地元では北海道ブームです。)

そんな中、自社の商品もこういった売り場に肩を並べて置けるようなクオリティに仕上げ、私自身も一人の営業マンとしてもっともっと商品をアピールし、世界のマーケットへ置いて頂けるだけのクオリティを追求し、商品提案をしなくてはいけないと強く思った次第でした。

弊社特製「和ちいず」

我社は昭和45年に飲食店としてスタートいたしましたが、昨今の少子高齢化に伴い、取り巻く環境は日に日に厳しくなってきております。

ピーク時の人口が1.5万人。現在は6千人そこそこですから。

ならば、ということで数年前より、飲食のみならず物販事業にも力を入れ、北海道内の空港はもちろん百貨店やホテル、コンビニまで自社商品を広げるまでになりました。

今思えばスタートした際に、こんな十勝の弱小企業の商品を扱ってくださった取引先様には感謝しかありません。

この物販事業のもうひとつの側面としては、高級ストアの食品売り場に弊社の商品が並ぶことで、株式会社ゆたかの従業員が少しでも励みになり、仕事の価値を見つけてくれればという思いでスタートした事業でもあります。

現実はどこまで思ってくれてるかはわかりませんが…..(笑)

さて、話を戻します。

そんな思いでスタートしたこの物販事業。

そして、今回の視察で衝撃的なまでに私を魅了したこの高級百貨店。

なんとか点と点を結びつけることができないだろうか?

なんとかこの売り場に、弊社の商品をおいていただくことができないだろうか?…..。

ということで2019年の年明けから私の猛プッシュが始まります。

当然この高級百貨店のオーナーなり、バイヤーさんを知る訳もないわけであり、どうしたらそんな私でもビジネスチャンスに繋がるかどうかを徹底的に調査致しました。

するとどうでしょう、念ずれば花開く。一筋の光明が見えてきたではありませんか。

ここからが大変で1年越しの猛アタック。

なんとか2020年の1月から商品を置いていただけることとなりました。

これはわたしの実力を超えたツキ以外の何ものでもありません。

加えてシンガポールでの販売も同時期に始まった次第です。

以前、経営者の先輩からこんな話を聞いたことがあります。

「鈴木さん、初めて【はしご】を作った人の思いって知ってる?」

「はしご?????」

「そう、はしご….。なにがなんでも2階に上がりたい!と思ったからハシゴができたんですよ。
鈴木さん、そんな思いで今のビジネスにかけていますか?」

たしかに、当時のわたしには「何が何でも….」が欠けていたため、相手に見透かされたんだと思います。

そんな声が当時の先輩から聞こえてきそうな今日この頃。

諦めなければ、なんとかなる!

今日も自分に言い聞かせ、尻を自ら叩く私でした。

それにしても、ラッキーだったな〜!!

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この記事を書いた人

鈴木 賢司

昭和41年生まれ。地元高校を卒業し札幌東京へフレンチを志し修行。

家業である実家の飲食店に帰って20数年。気がつけば社長でした(笑)

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