飲食店ならではの葬儀・法事・法要お困りごとガイドブックついに完成しました!!

おかげさまでこんな人口の少ない中、それもコロナが鎮まりそうでなかなか落ち着かない中でも商売をさせて頂けるのはありがたい限りで、常日頃よりお客様のご支援や仕入れ業者さんたちのご協力のおかげと改めて感じている次第です。

そんな中でも「仕出し部門」が堅調な伸びを見せ始め、特に週末は猫の手も借りたいほどの忙しさになってまいりました。

その仕出しの中でも売上のウェイトが大きいのが「ご法要料理」。

これはお亡くなりになられる方がいらっしゃるご遺族に対しましてご提供する料理で、お客様とのやり取りを含め、弊社の中でも非常にデリケートな部類に入るわけです。

「ヤッター!売上だ〜!!」なんて喜んでいられないのはもちろんのこと、特に四十九日のご法要は故人様が亡くなられて間もないということで、それはそれは気を使うわけでございます。

なので弊社ではご法要のお客様に対しては「ありがとうございます。」というご挨拶はご法度。絶対に言いません。

「お世話になります。」というご挨拶に統一させていただいております。

そんなご法要のお客様に対しまして「ゆたか」として、お料理を通じてどんなお手伝いをさせていただくのが良いのか?ということを日々考えながら料理提供をしていかなければなりません。

ご法要に際しましては「喪主様」「施主様」がいらっしゃるわけで、そういった方々のご意向に添いつつ、いかに失礼なく、滞りなく終了するかを見守りながら、タイミングを見てお料理をお渡ししております。

そういった感じで常日頃からご法要に際してお料理をお届けさせていただいてるわけですが半数以上のお客様から「こんなときどうするの?」とか「こういう場合はいくらぐらいお坊さんにお包みすればいいんだろう?」などなど…..。

お客様からの問い合わせは年間にすると結構な数になるものです。

今はインターネットでキーワードを叩けば何でも答えが出てくる感じがいたしますが実際にはそういった回答までたどりつく事はご年配のお客様ほどなかなか難しく、かつイレギュラーな質問も結構多くあるのも事実です。

かく言う私も父をなくし、また先日母を亡くしたばかりですが10数年前の父の葬儀に際して施主を務めた時も、忙しかった思いはあるものの詳細な事まで覚えておらず、ほとんど葬儀屋さん任せといった感じだったものですから、母の葬儀に際してもやはり戸惑う場面が数多く出て参りました。

人生そんなに数多く喪主や施主を務める事は多くは無いわけで、葬儀・法要に関しましては「場馴れ」という言葉くらいそぐわないものはありませんよね。

そんなことで書店の本棚やamazonには並んでそうで並んでいない、ご法要のお客様と最前線で接している料理屋ならではの切り口で、「ご法要のお困り事ハンドブック」をこのたび作成させていただきました。(作成してくれたデザイナーさん、アリガト!!)

当然、ゆたかとしてお料理をお客様にお渡しして商いをさせて頂いている訳ですがやはり「お客様の側に立って、お困り事を少しでも解決していくお店でありたい。」と考え、そこで冒頭にありました年間百件近くご法要に際してのお客様の声をもとに、全32ページの小冊子としてまとめた次第でございます。

(⇧6P 香典のマナー編)

 

………………せっかく出来上がった小冊子。

今後はご注文いただいた地元のお客様を中心にお配りする予定。

高齢化で亡くなられる方は増えてまいりますがご葬儀・ご法要でお困りになられる方が少しでも減ることをお祈りしつつ、ゆたかとして貢献できればと思っております。

合掌。

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この記事を書いた人

鈴木 賢司

昭和41年生まれ。地元高校を卒業し札幌東京へフレンチを志し修行。

家業である実家の飲食店に帰って20数年。気がつけば社長でした(笑)

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