新卒の女子大生が入社したくなるタクシー会社って、どんな素晴らしい会社なんだろう!

北海道民はチョットの移動でも車。

一家に一台ではなく、ひとり一台所有って感じですが、北海道で言う「近くまで」の「近く」の距離感覚が都会とはまるで違うので自己所有は必然です。

それで、今日は東京出張。

都会に来れば移動手段は北海道とは大きく事情が違います。

電車も数分間隔。バス等を乗り継ぎすれば都内をある程度網羅している交通機関。

しかし、東京では車の所有に伴う維持費がハンパない(笑)。駐車代でも都心では月10万円以上とか普通にあるようです。

さて、これだけ交通網が発達している東京ですが今日の行き先、電車に乗れば30分、車だと8分とのことでしたので、ポンと道路脇で手を上げ、タクシーを拾いました。

普段タクシーなんか乗らないんですが、この日の東京の気温34度。

すぐにでもエアコンの効いた環境が恋しくなります。

で、タクシーに乗り込むなり、運転席から「こんにちは」と可愛い声が…………。

見ると女性の若いドライバーさんがいるではないですか。

しかも可愛い。。。。。

たばこ臭いお父さんが運転する車内と違い、なんとな〜く若葉の香りが。(笑)

聞くと入社してようやく2年目を迎える23歳とのこと。

ただ、そうなってくるとなんでこんな若く、可愛い子がタクシーに乗るの?っていう疑問が………。(業界の方ゴメンナサイ。ネガティブなお話ではなく、タクシーに若い女の子が乗っているのを見たことがないので)

で、根掘り葉掘り聞くことに。

名前は岡田尚子さん。

 

運転も慎重ですし、狭い路地も上手に運転されます。

この岡田尚子さん。昨年、都内の大学を卒業したそうな。

で、4年制の大学を出てまでタクシー会社に入りたかったというとそうではなかったのですが、彼女、旅行がとっても好きなんですって。

で、以前在学中に、フランスをひとり旅をした時にそこで乗ったタクシードライバーさんがフランス語を話せない彼女のために一生懸命に日本語の単語を並べて会話してくれたのが旅に良い思い出になったそう。

「一期一会って言葉を噛みしめました」とお話しくれました。

それがずーっと頭の中に焼き付いていて、卒業と同時に人と接する仕事をしてみたい。
できれば、旅にからめた職業がいいな〜とは思ったものの答えを出し切れずに………。

そんな中、就職活動をしていたある日のこと。
数ある求人の中、現在のタクシー会社の応募を見て「これだ!」思ったそうです。
「これなら、接客を通じて外国のお客様と想い出を作ってもらえるのではないか………」と。

でもおばあちゃんはタクシー会社への就職に大反対だったそうです。

「何で大学まで行ったのにタクシーなんかに乗るの?」と

でもそれを押し切り現職へ。

あと2年で東京オリンピック。

岡田さんは世界各国の色々な人を乗せて語らい、その方々のお役に立てたいんですって。

今の若者には夢がない。という話を良く聞きます。
そんな中、眼をキラキラ輝かせ、しつこく私に素敵なお話しを頂きました。

弊社もこんな若い方が入社してくれるような会社にせねばと、つくづく感じるのでした。

今日も素敵な出会いに感謝。

そして、ありがとう。

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この記事を書いた人

鈴木 賢司

昭和41年生まれ。地元高校を卒業し札幌東京へフレンチを志し修行。

家業である実家の飲食店に帰って20数年。気がつけば社長でした(笑)

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