田舎の飲食店もグローバル化。その外国のお客様から「ご縁」とは?を教えて頂く。その1

弊社には2人の外国人研修生が頑張ってくれてます。

ラムさんは19歳、トゥイさんは20歳。ふたりとも女の子です。

遠く4,000km離れたベトナムからやってきました。

そんな彼女たちですが日本語がままなりません。

国語の教科書に出てくるような日本語なら多少理解してくれるのですが

私たちが通常の生活で使うような日本語は彼女たちにとっては少々難しいようです。

ちなみに外国人向けの日本語検定というものがありまして5段階評価となっており、
上からN1、N2、N3、N4,N5の順に並んでおります。

彼女たちはN4とN5。

N4のトゥイさんは語学の足らない部分を洞察力でカバーし、ときどき「なるほど………」と我々を驚かすような仕事ぶりをする、気転の効く子です。

もうひとりのラムさんはN5。日常会話もままならないくらいの言語力です。
よって、思い込みによって仕事をしてしまい、現場で叱られることもしばしば。

そのラムさん、ここに来て元気が無くなってきました

自信が無くなってきたことに加えホームシックも多少あるようです。
何より、現場のスタッフとコミュニケーションが取れないのが一番きついようですね。

なので、女将は彼女たちを我が子のように食事に連れて行ったり、ショッピングに連れて行ったりとなんとか距離を縮めようと試みますが、言葉の壁って急には無くなりません。

我々としてもどうして良いやら………。

と、悩んでいた先日のこと。

ディナータイムの営業中に5人の外国のお客様がお見えになりました。

たまたま接客したのが女将。

ノリのいいお客様でほぼ皆さんが流ちょうな日本語をお話しされる。
それどころかジョークも入り、女将もこんなに上手に話が出来る外国人がいるんだ〜。と感心したそうです。

聞けば、30歳の男性は東京でエンジニアとして10年以上活躍。
もうひとりの男性も大手のオムロンで働いてる方とか。
その他、女性の大学院生やらお友達やらで年齢構成も様々なグループでした。

そのお客様にどこの国のご出身かを訪ねると帰ってきた答えが「ベトナム!」

「おお!!」ラッキーと思った女将はすぐさまキッチンにいたラムさんを呼び出しました。

何が何だかわからないままホールに連れ出されたラムさん。
そこにいたのは住んでる地域は違えど母国ベトナムから来た5人組です。

ラムさんは涙ながらに女将とその5人の前で現状の悩みを相談し始めたそうです。

男性のお客様が彼女の言葉を訳して女将に伝えます。

聞くと…………。

ベトナムではお嬢さんで育ち、仕事などあまりしていなかったとのこと。
言葉が全く通じず、コミュニケーションが取れないこと。
仕事のゴール(意味づけ)が理解していないこと。
文化の違いによる行動の相違…………
などを伝えて頂いたそうです。

限られた時間ではありましたが本人もいくぶんスッキリしたとのこと。

女将も本人も笑顔になったそうな。

めでたし、めでたし。

ただ、物語はそれでは終わりませんでした………………。

第2幕へ続きます

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この記事を書いた人

鈴木 賢司

昭和41年生まれ。地元高校を卒業し札幌東京へフレンチを志し修行。

家業である実家の飲食店に帰って20数年。気がつけば社長でした(笑)

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