初めての大型バイク。狙い目はディーラーの新古車。モデルチェンジ前在庫車なら、なおお買い得です。

15年前に大型自動2輪免許を取った私

それからは物欲のトリコと化していくのでした。(笑)

大型免許を持った私は中世の「免罪符(めんざいふ)」を得たように大型バイクを物色する日が続きました。

足繁く通ったのは帯広市内にある大型バイクショップ、レ○ドバロン。

そこで見たこのバイクに一目惚れ。

▼DUCATI(ドゥカティ)モンスター900 イタリア製モンスター900

このバイクメーカー。DUCATI(ドゥカティ)

国産バイクにはない何とも言えない色気があり、昔からあこがれのバイクで一度は乗ってみたいと思ってました。

タンクの大きさと良い、何とも言えないパンチあるデザインに圧倒されました。

毎日のようにランチタイムが終わってから抜け出し、バイクを眺めているものですから店長ともすっかり仲良しに。

他のバイク見たのですがイマイチ心がうきうきしない。

で、最終的にこのバイクにしようとまたがったところ………。

「あれ?」足が付かない。(笑)

そうです。この頃の外国のバイクは基本、日本人身体に合わせた作りなんかしてないですもんね。

おまけに身長が160cmそこそこの私では………。

あきらめ掛けていたところに店長からの一言。

「大丈夫あんこ抜き出来ますから!」

ア・ン・コ抜き??

「そうです。シートのクッションを抜くことで女性でも足つきが良くなり、乗れるようになりますョ。」と。

もう9分9厘このバイクしかないな。と思って、ツーリーングクラブの会長に相談させてもらいました。

ところが…………。

「あのね、カウルのないDUCATI(ドゥカティ)はDUCATI(ドゥカティ)って言わないよ!」と、バッサリ。

※カウルとは「風よけ」の事で黄色いマル専の部分です。パニガーレ

そうなんです。このDUCATI(ドゥカティ)というバイク。レースを中心に名をはせたメーカーで、私が欲しくなったこのモンスターシリーズは今までのカウルスタイルをがらりと変えたモデルだったのです。

とはいっても、このDUCATI(ドゥカティ)にまたがりたいと思いは消えず。

日々、ヤフオクを物色する日々。

で、いきなり私の目に飛んできたのがこのバイク。

▼DUCATI (ドゥカティ)748R イタリア製 シリアルナンバー入りの限定車です。それも新車。

748R

おおこれこそDUCATIの真骨頂!という感じです。

なんといってもカウルのデザインもさることながら、マフラーの配列が斬新。

748R

なんか凄いバイクだな〜。と興味はこの748Rに。

調べますと出品地は「函館」のバイクショップ、スナダオート(おお、北海道内だ。行けるじゃん!)

当時の北海道の中では唯一DUCATIが認めた正規ディーラーです。

直接電話で話しますと、モデルチェンジ前ということで在庫品は通常よりお安くして頂けるとのこと。(お安いと言ってもそれなりに致しました 笑)

嫁には毎日頼み込む日々。やっとの思いで決済がおり84回払いで。ということで決着。

この時点で気持ちは120%、このバイク以外には考えられませんでした。

購入することを前提にディーラーから送られてきた契約書にて手続きを済ませる事数日後。

ヘルメットと革ジャンをもって夜汽車に乗り込みます。思いは450km先の函館へ。

一日掛けて列車を乗り継ぎ、函館に着いたのが翌朝。

ここで初めてのご対面です。

造形の美しさもさることながら、マフラーを奏でるド迫力のサウンドがたまりません。

748R

手続きを済ませるやいなやそのまま乗って帰ってきました。(笑)

で、いくらで買ったの?

いえいえ、バイクショップのオーナーさんから口止めされてるので言えませんが、破格の条件を出して頂いたのは確かです。

ただし、ここからが重要!

バイクの値段だけを聞いて、総支払額を考えないのは良くありません。

現金でお買い上げになられる貴兄には関係ありませんが、ローンを組むとなると金利が1%違うだけで総支払額が変わって参ります。

中古車を買い、高い金利を払うよりも、新車を買ってバイクメーカーの特別金利等を使って、買う方が総支払額を計算すると中古車より安くなるケースも当然出てくるわけです。

また、ローンを組む場合も銀行系、信販系など数社の金融機関に見積もりを出して計算されるとよろしいかと。

さて、北海道はこれから冬。

雪が降ると北海道のバイク屋さんは除雪機等の販売に切り替わるわけです。

…………という事は、売れ残りの新車バイクがもしやもしやの価格になるかも。

国産のバイクはもちろんハーレー、BMW、トライアンフなんかも夢ではないかもしれません。

交渉次第では北海道で買って、陸送するのも有りかと。。。。

いろんな意味でチャンスだと思います!

しかしながら、DUCATIの黄色いバイク。2年足らずで売ってしまう事に(笑)

なにせ、かなりの前傾姿勢。おじさんにはこたえました。

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この記事を書いた人

鈴木 賢司

昭和41年生まれ。地元高校を卒業し札幌東京へフレンチを志し修行。

家業である実家の飲食店に帰って20数年。気がつけば社長でした(笑)

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