朝は皆眠い。でも遅刻はね………(^_^;

今朝、今年新卒の3人のうち2名が寝坊しました。(笑)

 

今まではこんな事のない2人ですが、ここにきて疲れが出てきたのか?

 

それとも入社からの緊張感が取れてきたのか…………。(@_@;)

 

どちらにしても何らかの原因があるから遅刻したのであります。

ゆたか遅刻

時間を守る。ということは「社会人の第一歩」と教えてはいますが、指導通りにならないのが機械やコンピュータ相手の職業とは違うところですね。

 

この4月から弊社も大きく舵を切りました。

 

遅ばせながら週40時間勤務、週休2日制を導入し現場を回しております。

 

この飲食業界は「ブラック」という名称が代名詞のようになっています。

 

また世間でいう「3K」(キツイ・キタナイ・キケン)も昨今の飲食店への就職事情として、人気のない原因の一つでもあると思います。

 

今から30年前に私がこの世界の門を叩いた時。

 

1日14時間とか16時間勤務は普通でした。

 

特に東京での修業時代は朝イチの始発電車でキッチンに入るのが7時前。

 

帰るのが終電間際の深夜0時チョット前という生活を送っており、まさに寝に帰るようなもの(笑)

 

それも、当たり前と思えば当たり前の時代であった。

 

もちろん、中には遅く来る同僚もいたしランチに間に合えばよいのだからということでギリギリに出社するるメンバーもおりました。

 

しかし、そこは東京

 

日本の中心地であり、ある意味そこには競争が常にあり、お互いがしのぎを削っていたのです。

 

早く来れば早く来るほど、食材を自ら手がけるチャンスが生まれるわけで、遅く出勤すればするほど、その他大勢に埋もれチャンスが遠のくわけなのです。

 

1日も早く、下っ端の団子状態から抜け出し魚を卸したり、肉をさばいたりして最前線で「料理」をさせてもらえるか、毎日がオーディションなんですね。

 

よって遅刻なんかは致命的でありました。(^_^;

 

そんな私も2度ほど遅刻が………(笑)

 

朝起きて目覚まし見た時は(゜ロ)ギョェって感じでした。

 

慌てて出勤し、寝坊した旨を伝えるとランチタイムが終わるまでキッチンの隅で立たされたことも今では良い思い出となってます。(^^)

 

ただし、その話は今は通用しない。

 

そこまでギラギラさせた若者には残念ながら、なかなか会えないものであります。

 

ましてや、会社側もそんなことをさせていたら今の世間が許さない。

 

やれ、「ブラック」だの「パワハラ」だのとされてしまいます。

 

 

今の時代。

会社側も効率を追求する。

少ない人員でいかに生産性を上げるか。それが常に課題。

 

 

今回、私は遅刻した本人達を責めることはしません。

いえ、格好いいことを言うわけでもないし放任主義でもありません。

 

また見て見ないふりもしません。

 

過去の私なら、遅刻をしたものなら問い詰めたり、叱責をしたりしたと思います。(^_^;

 

それでうまくいって遅刻が改善されたならまだしも、遅刻と叱責のいたちごっこになった経緯もあります。

 

なので会社の仕組みを替え、私自身の対応も替えました。

 

よって今回は…………。

 

「どうした〜?」と軟らかく注意を促すだけ。(^-^)

 

そして「反省文」を書かせます。

ゆたか遅刻

なので、今回は「反省文」で終わり。

ゆたか遅刻

一番何をやったか知っているのは彼らですから。その書いた文書を見ればわかります。

 

それでも遅刻を繰り返す強者がいたら「始末書」に昇格します。σ(^◇^;)

 

始末書を書くと「賞与」に直結影響するので、本人が一番焦るわけです(笑)

 

口を酸っぱくして叱責するエネルギーは私自身の寿命を縮めることが最近わかってきました(笑)

 

ポケモンでも進化します。

 

私も会社も進化しなきゃ! ですね。(^^)

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この記事を書いた人

鈴木 賢司

昭和41年生まれ。地元高校を卒業し札幌東京へフレンチを志し修行。

家業である実家の飲食店に帰って20数年。気がつけば社長でした(笑)

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