「純喫茶」
今は死語となりつつある…。いや、cafeがこれだけ多く出店される中、完全に死語となってしまったであろう「純喫茶」。
今となってはなかなか入るご縁はなかったのですが………。
cafeフリークの嫁のたっての願いで今回「純喫茶」入店が実現しました。
そもそも、「純喫茶」ってナニ?ってこと何ですがウィキペディアによりますと明治から昭和にかけ、ホステスさんが付く「特殊喫茶」に対して、お酒も女性の接待も付かないのが「純喫茶」と称されたようなのであります。
場所は東京は上野。
同行していた嫁が何気なく看板を見た時に「これだ!」とばかりに吸い込まれるようにその店内に導かれたのでです。
その名も「古城」(おお!レトロ。)
「古城」と聞いて色々なイメージをもたれると思います。
大阪城のような感じ?
それともヨーロッパに見るようなお城?
今回は後者の方。
入り口の看板がこれ。(ん?ゴージャスな店内??)
おお昭和!
で、店舗はこんな感じで地下に降りて行きます。
店内はステンドグラスやらシャンデリア、それに大理石とかで重厚感たっぷりです。
トイレまでもがゴージャス!
まさに「古城」です。(笑)
床材も「KOJYO」と印刷したり、当時としては相当お金をかけたんでしょうね。
シートも昭和チック。
で、店内のお客様の年代も私を含めて昭和の方々。(笑)
どことなく安心感があります。
禁煙が世の中の常となりつつありますが、ここは無縁。
たばこを吸いたい人のパラダイスと化してます(笑)
こういう愛煙家の支持層があるビジネスが都会ではしっかり成立しますね。
メニューも私が学生時代、学校帰りに彼女といった時のようなメニューが並びます。(この文面嫁が見てなきゃいいけど・・・・)
そこで、私は定番の紅茶とホットケーキ。
嫁はココアとバナナパフェを注文!
おっキタキタ!!
紅茶は香りゆたかでティーパックをちょこちょこやったものとは明らかに違う。
あっ!うまい!!
一気に飲み干してしまった(笑)
で、ホットケーキにはこのバターが添えられてある。
私は職業柄、「バター」が添えられてあるのか?「マーガリン」が添えられてあるのかでその店を判断してしまうのですがこちらはしっかりとホイップバターが添えられてありました。
皆さん、なにげな〜く食べていますがマーガリンのお店って結構多いんですよ。
で嫁の方はと言いますと、今は見られないであろうメロンのシロップがパフェグラスの底に入れてある、濃厚クラシック。
何となく盛り付けも昭和チック。
メロン風味のバナナパフェは初めて食べましたが懐かしく、幼少期を思い出しました。
伝票も昭和。
おお!!「高級純喫茶」と印刷してある。
最後はオーナーのママとパチリ。(すごくいい方でした)
マスターらしき人も「北海道から来ました!」というと、地下のフロアから1Fまで嫁の重いスーツケースを持って来て下さいました。ありがとうございます!!
おしゃれに身を包み、格好の良いcafeに行くのも素敵なのですが、ノスタルジックに包まれた「純喫茶」は昭和世代の我々に取りまして「安心感」と「懐かしさ」それに「驚き」を発見させてくれる時間を提供してくれます。
東京・上野にお越しの際には是非一度足を運ばれることオススメしますョ。
【純喫茶 古城】
TEL:03-3832-5675
住所:東京都台東区東上野3-39-10
営業時間 8:30~22:00(日曜・祝日定休)