旅の楽しみといえば観光はもちろんですが、やはり最大の楽しみは食事ではないでしょうか?
ご当地の文化に触れ、現地の人がどんなものを食しているのか?
どんな食材があるのか?どんな料理があるのか?どんな食べ方をしているのか?
非常に興味がありますよね。前号の続きです。
現地の人の口に合っても、我々日本人の口にあうのかどうか?
私も料理人の端くれとして、ワクワクするところです。
ただしワクワクも度を越しますと、非常に勇気がいることもありました。
ベトナムで食べた「犬」、それに「チュビロン」はさすがにキツかったですね。(笑)
ま、そんなこんなで私自身、もともとフレンチの修行からスタートしたので、パリのレストランへ今回行けるのは大きな楽しみとなりました。
今回行ったのか19世紀の初めに建てられたこちらのレストラン。Bouillon CHARTIER (ブイヨン シャルティエ)
100年以上の歴史があります。
カテゴリで行きますと「ブラッスリー」と呼ばれる大衆的なレストラン。
場所も場所だけに日本人の観光客はそう行きそうはないレストランでございます。
一見フラっと入るには、ちょっと奥まっていて一見すぐには分かりそうもありません。
連日行列らしく、行った日も20分ほど待たされました。
客席数はざっと数えると200席ほど。1階席、2階席があります。
中で皿を何枚も持ったギャルソンが店の隅から隅へ、そして2階の客席までと駆け足で料理を運んでいる姿がとてもカッコイイです。
日本での飲食店内の主従関係はどちらかと言うと料理を作る方が上で、料理を配膳する方が下に見られますが、フランスではキッチンもホールも立場は同じと言われ、互いが尊敬をし合ってるということをよく書物で目にします。
それだけプライドを持って仕事をしているということですね。料理人以上に料理に詳しいホールスタッフがいるのもフランスです。
2階から見下ろすとこんな感じ。広いでしょ。
さて、メニューを広げ何にしようか考えます。
おかげさまでフレンチをかじっていたせいか、多少のメニューは一通りわかります。
そのメニューは紙ペラ一枚。
これは毎日変わる食材によってメニューが変わるそうだからです。
価格も非常にリーズナブル。大衆的です。
私は仔牛のマレンゴ風煮込みを注文。
妻はロースのステーキです。
ギャルソンは我々のオーダーを聞きながら、紙でできたテーブルクロスに注文を全て書き込んでいきます。
このテーブルクロス。紙で出来ているため席客が入れ替わるたびに新しい紙のクロスを敷くという流れ。
私がこの店のオーナーだったら、これだけの席数をさばくのに IT に頼りたくなり、当店で使っているような、電波でオーダーをキッチンに通したほうが合理的だと思いますが、この店は非常にアナログ。
紙のクロスに書いたオーダーをギャルソンの頭に叩き込み、キッチンに行ってオーダーを伝えるというもの。
昔からの手法を堅持されてるらしいのです。
オーダーがもれなく客のテーブルに持って行ったかなど、彼らの脳の中にインプットされているわけです。
これだけの客数の注文を管理しながら、すごいですね。
最近のフランス料理は理科の実験室から出てきたような料理が並び、奇をてらったスタイルがトレンドですが、私のような古いタイプの人間にはこういったクラシックなフランス料理がとても好きです。
そんなことで出てきたお料理はこちら。
仔牛の肉を煮込み、ボイルポテトを添えただけのシンプルスタイル。
嫁のはシンプルなステーキにどっさりのフライドポテト。
うんうん、おいしい。
セ・ボーン!です。
気取らず飾らず、こんなクラシックなフレンチは安心します。
締めはデザート。
こちらがシュークリーム。
はみ出さんばかりの生クリームが詰まっています。
そしてこちらがモンブラン。
あれ???栗が無い!と、思うのですがこの山盛りの生クリームをかきわけると器の中に栗のピューレがドサッと入っております。
どちらも非常に美味しい。
で、カフェオレで締めくくります。
うまい。早い。安い。
どこかで聞いたことのあるフレーズですが、パリに行かれたら是非オススメ致します。
名前 Bouillon CHARTIER (ブイヨン シャルティエ)
住所 7 Rue du Faubourg Montmartre, 75009 Paris, フランス
電話 +33 1 47 70 86 29
営業時間 11時30分~0時00分(休業日なし)
ホームページ http://www.bouillon-chartier.com/en/
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